2003年12月1日
イギリス ジャズ/フュージョン ニューエイジ ロック スティール弦ギター
イギリスでは多くのフィエスティバルやイベントに参加しているロック畑出身のギタリスト。音楽学校でクラシックとジャズを学び、成績は常にトップクラスだったという。確かに演奏を聴いていると、そんな知的で端正なスタイルは感じられる。指も非常によく動くし、アイディアも豊富だと思う。けど、もっと原初的なエモーションを求めるリスナーには少々窮屈に感じられるかも知れない。
'99年、Boulevard から。セカンドギタリストに Tim Panting を従えてのアコギデュオアルバム。他の楽器は一切加わっていない。大半が Caudel のオリジナルナンバーだが、「Cavatina」や「Goodbye Pork Pie Hat」などのカバーも。それなりに熱の入った演奏ではあるのだが、なぜかエネルギーが感じられない。ファイバーボディギターのペンペンした音も気になるし... 考えようによっては「バキバキ弾きながらも、静謐」という結構スゴいことをやっているのかも知れないな(^_^;)。レコード屋ではニューエイジのコーナーに置いてあったが、さもありなん。