2004年2月9日
オーストラリ�ア ケルティック/アイリッシュ ニューエイジ スティール弦ギター フラットピッキング
アイリッシュ系の血筋を持つオーストラリア人である Stephen Cooney は強い伝統音楽への指向を持つアコギストだ。何故かトラッド系というだけで穏やかなヒーリングミュージックの様なイメージばかり先行しがちだが、彼の直情的な音楽は「血管にスコッチの流れる人間」たちの住む国を彷彿とさせてくれるものだ。強いて誰かと比べるなら、Richard Thompson あたりかも。
'98年、P-VINE から、アコーディオン奏者の Seamus Begley とのデュオ名義で。唄とインストが半々ぐらいの構成だが、この録音で Cooney は「良きリズムギタリスト」に徹しているようで、それはそれで良い仕事をしている。時折聴かれる「Ta mo Madra」のようなアコーディオンとの快速ユニゾンで彼の才能の片鱗をのぞかせてくれる。あと、オーストラリア人ならではの必殺技、ディジリドゥ演奏をとり混ぜたアイリッシュトラッドというのも珍妙で良いかも(^_^)。
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