2004年2月13日
USA ニューエイジ ガットギター スティール弦ギター フィンガーピッキング
ナイロン弦・スティール弦を柔らかいタッチで自在に操る、ニューエイジ系フィンガーピッカー。フレットレスベースもよくこなし、おそらくギターを追及するよりはトータルなサウンド造りに興味があるのだろう。サウンドはフュージョン的なフォーマットだが、ジャズの要素は殆どない。東西様々な音楽の要素を取り込みながらも、アイリッシュ的ルーツがそこはかとなく感じられる。
'99年、WindhamHillから。ドラムやキーボードを交えた、こんな「フツーの」アコギミュージックを聴くにつれ、WindhamHillの古き良き時代は終わったのだな、と思う。あまり注意しないとサラッと聞き流してしまうのだが、実はなかなかのテクニシャンだ。コンボ形式のなかにあって「Wynkus McGynkus」のみが無伴奏ギターソロ。3連のアイリッシュ的なリズムが躍動的な「Cuchullain's Dream」なども、前半のままギターソロで押し通した方が魅力あるナンバーに仕上がったのに、と思う。
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