2005年1月30日
日本 ニューエイジ スティール弦ギター フィンガーピッキング
Godin のスティール弦エレアコとラスタカラーのストラップがトレードマーク、Beatles から Eagles、Deep Purple にジミヘンまでギター一本で弾いてしまう、底抜けにポップで楽しいアコギストである。ナッシュビルスタイルを継承したフィンガーピッカーのようだが、本人曰く「別に意識してない。Chet Atkins は好きだけど。」とのこと。モノトニックベースをカッチリと叩きながら繰り出される陽気で力強いメロディやリフは圧巻の一言。活発なライブ活動のかたわらCM音楽の作・演奏、ギター教室の主催等、多方面に活躍中。
'03、ライブのハイライトで弾かれる「出航」を含む、全曲がオリジナルの無伴奏ギターソロという、意欲的な自主制作アルバム。とにかく明るくて前向きというか、マイナー(短調)な曲でもたたみかけるような細かいリズムの工夫が施してあって、日本的情緒に耽溺してしまうというジャパニーズアコギストの悪癖が皆無なのがイイ!! そしてどの曲も特別な奏法を駆使している訳でもない、メロディがくっきり浮き出る楽曲として品質の高いものばかりである。全国の販路に乗らないことが悔しいが、堀尾和孝はきっとアナタの町にもやってくる。その時に是非お買い求めを(^^)。
...ところで堀尾さん、私のCDはTrack-5「カモメのユンタ」とTrack-6「海辺のワルツ」が同じ曲になってるんですが...(^^;)