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    アコギスト宣言!!

    Bernie Leadon (バーニー レドン)

    2004年7月5日

    USA 1947-7-19 〜 カントリー ロック スティール弦ギター フラットピッキング

    プロフィール

    ウェストコースト・ロックの雄、Eagles のオリジナルメンバーとして知られる Bernie Leadon。根っからのカントリー好きだった彼は、'60年代に西海岸のカントリー/ブルーグラスシーンでギター、マンドリン、バンジョー等のマルチプレイヤーとして頭角を現し、'68年には Dillard & Clark というグループへの参加で本格的なプロキャリアをスタートさせる。その後、Gram Parsons のグループ Flying Burrito Brothers を経て'71年、Linda Ronstadt のバックバンドに在籍中に出会ったミュージシャン Glenn Frey、Don Henley、Randy Meisner らとグループを結成。グループの名前は The Eagles、名付けたのは Leadon ということである。
    Eagles では4枚のアルバムに参加した後、次第にビッグになっていくグループのメンバーであることに疲れ、'75年に脱退している。その後も、セッションミュージシャンとして多くのミュージシャンのアルバムに参加しており(彼のホームページに履歴があるが本当に数え切れない程凄い)、'03年には待望のソロアルバムを発表している。残念ながらアコギインストは含まれていない模様。
    多彩な楽器を操り、優れた演奏テクニックを持つ Leadon だが、彼の魅力が爆発するのは優れたボーカリストを得た時だと思う。そういう意味では Eagles はメンバーの殆ど全員が優れたボーカリストであり、それぞれが個性溢れる曲を書き、唄われたナンバーが詰まったアルバムはロックオペラの様でもあり、随所での Leadon のプレイは本当に光っていた。

    アルバムレビュー

    Desperado

    '73年発表の Eagles セカンドアルバム。名曲「Desperado」や「Doolin-Dalton」を含み、ベストアルバムに選ぶコアなファンも多い。'70年代前半という「祭りの後」のロック世代に属する Eagles はそのせいか、爽やかな音の触感とは裏腹にセンチメンタルで自己憐憫的なムードに満ちたバンドである。デビュー直後で上り調子だった筈の頃のこのアルバムでも、既にそんな印象の曲は多い。とは言え、それらは楽曲の中で見事な物語へと消化されており、「負け続けるバンド」Eagles の本質に気づいたファンはそう多くはなかっただろうが。さて、そんな壮大な挫折ストーリー(?)であるナンバー「Doolin-Dalton」は、本編の他にインストルメンタルとリプライズが繰り返されており、インストルメンタルでは Bernie Leadon がバンジョーとアコギの多重録音で独り気を吐いている。50秒足らずのインターミッション風のナンバーだけど、優れた楽曲にさらなる膨らみを与える必聴のプレイである。

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