2004年2月16日
イギリス 1942-6-18 〜 ロック スティール弦ギター フィンガーピッキング フラットピッキング
あのー、この人について何か説明が必要なんでしょうか? 「あのバンド」ではベースプレイヤーなのに、「Blackbird」の快演によりアコギストの印象がとびぬけて強いのはこの人ではなかろうか? そこでマニアックな話をひとつ。私は、「Blackbird」はポールがアコギの1弦が切れてしまったときにギターをいぢっていて出来た曲だ、という勝手な説を唱えています。2フィンガーの人差し指で2〜3弦をストロークすると、どうしても(ヘタな私は)1弦がじゃまだし、左手(あ、Paul は右手か)は同じフォームのままポジション移動で弾いてしまうというのが、いかにもロックっぽいかなという気がするだけなんですが。ただ、この弾き方だとストレッチも大きいので、弾き語りにはちょいとツラいけど。確認しようにも「アンソロジー」での演奏シーンを見ていると、ポールの右手が見えなくてチョーくやしい!! 「Blackbird」はソロになってからもよく演奏しているので、この辺の情報をお持ちの方はご一報を!!
趣味的なファーストソロ「McCartney」。やはり箱庭的な佇まいの 2nd「Ram」は、批評家筋からは酷評されたらしいが私の好きなアルバムだった。何故って、アコースティックギターの良いプレイが沢山入っていたから。そんな臥龍の時期を抜けて、彼がバンドのグルーヴを取り戻す兆しになったのが、この'71年の「Wild Life」だ。アコギの比重は薄くなってはいたが、皮肉にも「Bip Bop Line」という短い唯一のギターインストが聴ける貴重な盤。軽くフェイザーがかかっているのが、なんとなく Paul らしい(^_^)。
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