2008年5月4日
ブラジル サンバ/ショーロ ジャズ/フュージョン ガットギター フィンガーピッキング
ブラジルの作曲家・アレンジャー兼ギタリスト。コンテンポラリーなジャズ/フュージョンのフィールドで活躍しており、ギタリストとしても凄腕だがルーツ感のあるプレイではない。アーティストというよりは職人肌ギタリストという感じか。日本の中村善郎氏も一時期、彼に師事していたとのこと。
'04年、リズム隊とキーボードを加えたカルテットでの録音。収録曲はオリジナルとカバーが半々。Conrado Paulino は出過ぎずに、かといって引っ込みも過ぎずにバランスよくガットギターを奏でているが、「Salada Nordestina」のようなスリリングなアップテンポ・ナンバーではギタリストの力量を見せつける場面も。とにかくスムースで安定感のあるプレイは流石だ。とはいえ、印象に残る曲や演奏かというとまたビミョーなところだが... ラストナンバーの「Choro Bandido」のみが無伴奏ギターだけど、なんだかセンチメンタルなフィナーレ向けナンバーだし、ぜんぜんショーロっぽくないし、うーむ...
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