2004年2月18日
ドイツ クラシック ガットギター フィンガーピッキング
ドイツのクラシックギタリストだが、詳細は不明。学生の頃から、クラシックの枠内に止まるのをよしとせず、南米ギタリストの Alirio Diaz や Eduardo Falu に師事して音楽的視野を広げていったという。'80年代後半よりプロキャリアをスタートさせ、世界中でリサイタルを行うようになる。正確でフラットな演奏だが厳つい感じはなく、底流にある彼のロマンティシズムをほのかに感じさせる。
'98年、cpoというドイツのレーベルから。現代クラシックの大御所、Leonard Bernstein の作品をギターにインポートした演奏集。アレンジは全て彼自身の手によるもの。Anniversaries、Mass という作品が収められているが、Bernstein に詳しくない私が目をひかれたのはなんといっても後半に収録されている West Side Story (抜粋) だ。ブロードウェイの煌めきを敢えて排除しきったかのような、シンプルで抑揚を押さえた演奏が却って好印象だった。
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