2004年2月18日
USA ジャズ/フュージョン ニューエイジ スティール弦ギター フィンガーピッキング
詳細は不明だが、これは一風変わったアコギストだ。複数のギターを使ってミニマライズされたフレーズを重ねていき、万華鏡の様なギターミュージックを形成している。ミニマルという手法は今となっては目新しいものではないが、すでに実験段階のような時期を越えて、このアーティストがしているように自らの音楽世界のバックボーンを形成するいち手段になり得ている。そして、かつてのアバンギャルドを気取ったような所など微塵もなく、ひたすら美しい。星の数ほどあるアンビエントギターの、一つの理想形。
'99年、Zebra から。Teri de Sario という女性ボーカルを交えての曲もあるが、スキャットとしての色彩が濃い。ギターも多重録音ではなく、Joseph Jewell、Dale Turner、Jack Majdecki 達のギタリストを向かえてのアンサンブルらしい。静かな知的興奮が味わえる、お薦めの一枚。
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