2004年2月20日
日本 1953-12-24 〜 ニューエイジ フォーク スティール弦ギター フィンガーピッキング
さだまさしと共にTVドラマ「北の国から」の劇中音楽でギターを担当し最近とみに有名になったスティール弦ギタリストだが、実は'70年代から著名アーティストのバックを務めたベテランギタリストなんである。「詩人そして作曲家でもある」とは、そのさだ氏の弁。和製フォークのしとやかさにラテン的リズム感を少々効かせたかのような、日本人向けするサウンドだといえる。
'95年、Birthdayレーベルからの初ソロアルバム。フォークギターを主体にピアノや打ち込みシンセが抑制の効いたバッキングをしている。いずれもメロディを大切にした音造りがされているのが良くわかる。昨今のニューエイジ系ギタリストにありがちな自足的ルバートに陥らずに、インテンポでの表現がしっかり出来上がっていることに好感を覚える。でも打ち込みの単調さは一昔前のアマチュアの様であり、もう一寸なんとかならんの? という気も。
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