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    アコギスト宣言!!

    Almir Sater (アルミール サテル)

    2003年12月1日

    ブラジル 1956-11-14 〜 エスニック サンバ/ショーロ ニューエイジ スティール弦ギター フィンガーピッキング フラットピッキング

    プロフィール

    所謂「ミナス系」ヴィオレイロ(ギタリスト)のひとりで、ムジカ・カイピーラの一人者的存在。出身はミナスのお隣、マトグロッソ・ド・スル州とのこと。ギターを弾き始めたのは12歳の頃からだというが、プロミュージシャンになる気はなかったらしく、弁護士を目指しての大学在籍中にミナスのギタリストの演奏を聴いてギター熱が再燃し、ドロップアウト(?)してしまった逸話を持つ。様々な伝統撥弦楽器を操り、ジャズやニューエイジの要素もふんだんに取り入れた現代型カイピーラ音楽の草分けである。

    アルバムレビュー

    Instrumental

    '85年発表の3作目。タイトルが示すように、まさにコンポーザー・ギタリストとしての存在感を十二分に感じさせる、手応えズッシリのインスト・アルバムだ。様々なスティール弦ギターがオーバーダブされてキラキラと輝いているサウンドは、他のミナス系ギタリストに通じるものがある。リズムやサウンドも一筋縄でないというか、あれこれ実験の跡がうかがわれ、聴く程に味わいがある。中でもラストナンバー「...E De Minas Pra Riba」は2曲目「Minas Gerais」のテーマを、バイオリンやシタール(?)まで総動員して重厚にリプライズした、アルバムのクライマックスとして相応しい力作。

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