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    アコギスト宣言!!

    Victor Villadangos

    2006年8月13日

    アルゼンチン クラシック

    プロフィール

    '80年頃から活躍しているブエノスアイレス出身の中堅ギタリスト。ソロ・ギタリストと平行して室内楽系との共演に力を入れており、デ・ラ・プラタ大学四重奏団やフルート奏者の Saul Martin との共演で国内作曲家のレパートリーを録音したかと思うと、ハープギターを用いて Weiss のバロックアルバムを作ったりと、なかなかユニークな活動をしている(後者での成果は現代ギター社から楽譜で出版されている)。演奏は、南米特有のロマンティックな歌心と、アルゼンチンタンゴで鍛えられた(?)ダイナミックで歯切れの良いリズム感を合わせ持っていて、オールマイティな実力者だ。今や南米はスペインを凌駕するギター王国となっていて、その空気を吸って育ち、鍛えられたギタリスト達のレベルは本当に凄いと感じるばかりだ。

    アルバムレビュー

    Guitar Music of Argentina

    '02年発表の、タイトルどおりアルゼンチン現代作曲家のギター曲集。現代作曲家といっても、南米ギターに関して言うとタンゴやショーロ等を題材にした民衆的で聴きやすい作品が多く、ムダにアヴァンギャルドであったりは決してないのでご安心を(^^)。このアルバムでも3分前後の曲からなるギター組曲を主に取り上げており、特に Maximo D. Pujol の作品群は秀逸だ。タンゴとフォルクローレの国・アルゼンチンの現代クラシックギターを俯瞰するに絶好の一枚だ。収録時間も70分とお得。

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