2004年2月8日
スペイン 1967-3-25 〜 フラメンコ ガットギター フィンガーピッキング
フラメンコのもっとも新しい世代の頂点に立つひとり。コルドバ出身で、ギターを始めたのは8歳のころだという。この世界の常かもしれないが、幼少の頃から Manolo Sanlúcar の脇でバッキングをつとめたりしながら研鑽を積んできており、決して昨日今日でてきた若僧ではない。
'91年に発表した初ソロアルバム。3曲目および5曲目のタイトルに注目。「"Gitano" de Lucia」に「Maestro Sanlucar」である。Paco も Manolo も彼にとっては、アイドルでありマエストロなのだ。はっきりと隔世を実感させられる。しかしその作風は、Paco 達が築いてきたものから脱却はしていない。フラメンコがまた大きなステップを踏み出すには、いま少し時間がかかりそうだ。Paco よ、それ程にあなたは偉大なのだ。
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