2007年5月13日
オーストリア ジャズ/フュージョン ボサノバ ガットギター スティール弦ギター
Johann Bauernfeind はオーストリアのミュージシャン。実弟の Authur とのユニット Lu'sKitchen で、ラテン風味のクラブ・ジャズを演奏(?)している。北欧には独特なラテンミュージックへの憧れがあるらしく、それがいっぷう変わった解釈でトリビュートされているのは何だか微笑ましいような物見高いような... クラブジャズだけあって、ギターサウンドも「エレアコっ」な音で刹那的な感じなのだが、冷ややかなリズムセクションと相まってこれはこれで奇妙な味わいがある。
'06年、Lu'sKitchen 名義での Chill Out な一枚(笑)。半数が女性ボーカル入り、半数がインストという構成。エレクトロ度もなんか中途半場で、その場を盛り上げたいのか陶酔させたいのかよく分からん。チュー坊の頃から東欧ディスコサウンドを耳にしてきた身ととしては、それらと相通じるところがある気がして妙な懐かしさを憶えたりもする。ギター的に聴き処があるとも言えないが、9曲目の「Pae」だけは不思議な心地よさがあった。