2004年2月8日
イギリス 1944-6-24 〜 ロック スティール弦ギター フィンガーピッキング
現在でもロック最前線でアグレッシブな活動を続ける、御存じ「3大ギタリスト」の最右翼。Clapton がブルース求道者、Page がサウンドクリエイター的立場として老成していったのに対し、この人は今だにデラシネ的ロックギタリストとして坂を転がり続けている。勿論、ストラトキャスターから産み出される暴力的なエレクトリックサウンドこそが彼を象徴づけるものだが、持ち前のムラっけで時折変態っぽいアコースティックも披露してくれる(^_^)。アコギを楽しむアーティストでは絶対ないが、そんな私も忘れた頃出てくる彼のロックギターインストアルバムを必ず買い求めて愛聴している。
'68年、いわゆる第1期 Jeff Beck Group の1作目として発表されたヘヴィ&ブギーなアルバム。この中で独り言の様に爪弾かれる、ちょっとスウィング気味のアコギインスト「Greensleeves」は、アルバムを流れるロックな文脈から完全に浮き上がってしまっている。なぜ、こんな曲を入れてしまったのか発売後30年を経った今でもナゾである。確か渋谷陽一氏が「唯一の汚点リクエスト大会」って企画でこの曲をかけていたな。
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