2004年5月23日
ブラジル ジャズ/フュージョン ガットギター スティール弦ギター ユニット
'77年からの長きに渡って活動している、Fernando Melo と Luíz Bueno からなるブラジルのアコギデュオ。南米人らしいアクティブで陽性な感覚を押し出したフュージョンサウンドで、世界各国にてコンサート活動を行い人気を博している。モントルージャズフェスへの出場経験もあり。
ふたりとも各種ギターをハイテクニックでこなすが、どちらかいうと、Fernando Melo がスティール弦(主として12弦)で煌びやかなリズムワークを演出し、Luiz Bueno がナイロン弦ギターでラテンテイストな甘さを持ち味としているようだ。
'99年、サンパウロでのコンサートを収録したライブ盤。パーカッションやピアニカ(?)等のゲストも加わった曲もあるが、基本的にはアコギ2本の超絶テクニックの応酬がテンコ盛りで納められている。スーパーギタートリオ以来この手のフォーマットは珍しいものでは無くなっていて少々食傷気味なんであるが、そこにブラジルジャズの芳醇さと多彩なアイディア(スライドでぎゅいーんだったり、ボーイング奏法があったり...凄い)が加わることによって、まったく飽きのこないアルバムになっている。
ピックアップで拾った音がパキパキ平べったいのは一寸勘弁だけど、きっと二人とも椅子からはみ出しそうによく暴れるんだろうなぁ(^^)。きれいにマイク収録しようとすると演奏がちっちゃくなるもんね。