Jim Earp (ジム アープ)

2003年12月1日

USA 1956 〜 ニューエイジ スティール弦ギター フィンガーピッキング

プロフィール

詳細は不明だが、米サンディエゴを中心に活躍中のフィンガーピッキングスタイルのアコギスト。ギタリストでは Pierre Bensusan, Billy McLaughlin, Alex de Grassi, Andy Summers 等に影響されたと言っている。個人的には Grassi に大きく感化されているように思える。オープンチューニングを愛用し、屈折感の無い豊かな和音に彩られた演奏が魅力的。

アルバムレビュー

Rosewood

'99年発表のセカンドアルバムで、ギター1本によるインスト集。曲の殆どがオリジナルで、チューニングとカポ位置の表記もある。根無し草的ニューエイジの様であるが、底流に微かなケルト/アイリッシュからの影響が伺える。最近のスティール弦フィンガーピッカーにしては珍しくタッピングを(ほとんど)行わないが、にもかかわらずどの曲もとても力強く感じる。録音の上手さもあるだろうが、アンビエントに流されがちな日本人ギタリストの録音を多く聴いている耳には、なにやら羨ましいサウンドである。