外部リンク
    アコギスト宣言!!

    キヨシ 小林 (きよし こばやし)

    2004年9月26日

    日本 1955 〜 ジプシースウィング ジャズ/フュージョン スティール弦ギター フラットピッキング

    プロフィール

    ジャンゴ・フォロワーのスウィングギタリストとして、ウクレレマンとして、ディキシースタイルのバンジョー弾きとして、最近のキヨシ小林の暴挙(?)は目に余るものがある(^^;)。一見、とっちらかっているように見えるこれらの音楽には、ちゃんと共通項がある。それは「スウィングするもの」。小林氏の音楽的ルーツをひもとけば、デビュー当時は高田渡のヒルトップストリングスバンドでイカすバンジョー/ギター弾きの姿が見えるし、'80年代にはかの東京ホット倶楽部バンドへも参加している。ウクレレに手を染めたのは割と最近らしいが、それはスラックキーの大家、山内雄喜氏の薫陶を受けたもので、「シャレでウクレレしてみました」なんてモノでは当然、無い。癒し系歌謡ポップスのバックでベコペコ鳴っているウクレレ(いや、これも結構好きだけど^^)の百万光年先を行っている。
    キモチ良いスウィングという音楽軸を求心力に活動を続けてきた小林氏に、ジャンゴブームの昨今でスポットライトが当たっているのも音楽の神様の引き合わせだろう。もっと、スウィングを!!

    アルバムレビュー

    Django Swing

    '03年、Django 没後50周年を記念して、かどうかは判らないけれど満を持して発表された、その名もズバリ「Django Swing」。ノスタルジックな女性ボーカルが加わる数曲を除けば、(バイオリン抜き、ベース入りではあるが)ホットクラブスタイルのギターカルテットによるギターインストである。先に発表されたウクレレアルバムとの重複をおもんばかってか、「Minor Swing」や「Nuages」が収録されていないのは残念だが、Cole Porter や 服部良一のオールドジャズがメインに演奏されている。ギタリストのエゴというかテクニック誇示が全く感じられず「ひたすらキモチ良く」サービスされているのが嬉しい。ヨーロッパあたりじゃマヌーシュ・スウィングは何度目かのムーブメントを迎え、質量ともに凄いギタリストが続々と来日を果たしつつあるが、日本からのリスペクトを込めた回答としてキヨシ小林氏を紹介したい。

    下にあるアマゾンのアイコンをクリックすると、この CD を購入できます。

    Copyright © Mariyudu.net 2021