2004年2月14日
イギリス 1944 〜 フォーク フラメンコ ガットギター フィンガーピッキング
フラメンコとフォークのミクスチャーという、結構異色なスタイルで70年代あたりに活躍していたアコギスト。ガットギターの演奏が多いようだ。技術的には、オーソドキシーを多分に含んだ正確なテクニックに裏打ちされているので、同時代の他のアーティストより頭一つ抜きん出ていた。今でも活動しているのなら、是非足跡を追ってみたい。
'73年、ATLANTIC から発売されたアコースティックギター・コンピレーション(当時2枚組)。「Black Scrag」と「Stalks And Seeds」の2曲を演奏している。Doc Watson 風の、影のある演奏が、細かいアルペジオに乗って奏でられる。途中で挟みこまれるファルセータは間違いなくフラメンコのもの。当時の空気を十分感じるが、'80年代以降の覚醒したシーンを彼ならどう表現しただろうか。無いものねだりだが、聴いてみたい。
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