2008年8月17日
台湾 1965 〜 クラシック ガットギター フィンガーピッキング
台湾の気鋭クラシックギタリスト。米アリゾナ大で Frank Koonce に師事しギターを学ぶ。帰国後、いくつかのギターコンテストで入賞を果たして、さらに南米へ赴き Abel Carlevaro や Eduardo Fernandez、Eduardo Isaac らに就いて研鑽を積んでいる。現在は、現代音楽をレパートリーの中心として活躍中。
'04年、やはり台湾の作曲家である陳永鑫にペンによる、ギター組曲「淡水綺想曲」と「小鎮印象組曲」が収められたアルバム。出版元の Wind Records (風潮音楽) はクラシック専門のレーベルではなくむしろポピュラー畑なのに、アルバムの内容はハードボイルドな現代音楽寄りのクラシックで、リスナーにすり寄っているような所は微塵もない(大丈夫なのかしらん?)。両曲ともに、アジア的郷愁と南米的な野趣がないまぜになったような印象だが、クラシックギターに慣れ親しんだ人なら割とすんなり入って行けるだろう。どちらかというと硬派な曲で構成されているが、そんな中にアルバムタイトル「落在淡水的月光」や「夕陽」、「初戀」「柑仔店口」のような魅惑的なメロディをもった親しみやすい曲がちりばめられている。林仁建の演奏もやや荒めだけど、そこが情熱的に感じられてまた良い。寒風の吹く山肌に咲く高山植物のような可憐な美しさが、このアルバムにはある。
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