2003年12月1日
USA ケルティック/アイリッシュ ニューエイジ スティール弦ギター フィンガーピッキング
詳細は不明だが、おそらく米西海岸で活躍していると思われるスティール弦ギタリスト。ニューエイジ風無国籍ギターの装いはあるが、彼がアイリッシュトラッドに強い影響を受けているのは一目瞭然。柔軟なリズム感、洗練された和音、どれをとってもギター好事家を興奮させるのは間違いないのに、何故もっとクローズアップされないのだろうか。
'92年の無伴奏ギターソロ作。レーベルが無いが自主制作なのだろうか? トップナンバーの「Hardiman the Fiddler」は快速のアイリッシュチューン、「Come Back, Little Beba」は Hedges 風タッピングが満載、「Traveling Light」では Leo Kottke も負けそうなスライド、ラストの「Matt's Boogie」は Angi の様なフォークブルース、という具合にアコギ30年史といって良いくらいバラエティに富んでおり、どれもが非常に優れた楽曲ばかりである。入手しづらいかも知れないが、とにかく聴いてほしい!! ちなみに使用ギターは、Lowden022C と Martin D28-12 とのこと。