2003年12月1日
スペイン 1952 〜 フラメンコ ガットギター フィンガーピッキング
最近は名前を聴かないが、明快な解釈とポップな味わいのギターが身上のフラメンコギタリスト。フラメンコ風に言うならホンド(深い)な味わいは薄いが、ハギレの良いギターはより万人にアピールするのかも知れない。
'75年と'76年のアルバムをカップリングした、Philips 盤。1曲目がいきなり重厚なストリングスのロドリーゴ風ギターコンチェルトで、「こ、これはイロモノか」と思わされたが、次の Bulerias が結構ストイックでひと安心(^^:)。コンボでのルンバもしっかり入っているし、時代背景を考えると Paco のブレイクのあおりをモロに受けていたのかも知れない。快活な演奏は結構好みだし、コンプがビシッとかかった感じの録音も耳に心地よい。
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