2004年2月17日
日本 1952-4-16 〜 フォーク スティール弦ギター
ご存知、現在ではタレント業としての活動が目立ちすぎだが、知るひとぞ知る古株フォークミュージシャンである。フォークといっても産業化された後のニッポン歌謡フォークではなく、高石友也や岡林信康という黎明期の巨人と友に活躍していただけあって、その音楽性はあきらかにアメリカンフォークミュージックへの強い憧憬と指向がある。
'73年、伝説のレーベル URC からのセカンドアルバム。2曲の短いインストの他は、トーキング唱法ともいえる枯れた味わいの弾き語り。インストのうち1曲はフィドル/バンジョーをメインとしたものであり、ギターはシンプルなリズム以外とりたてて特筆はないが、1曲目の「銀次ラグ」で軽快なギターワークが聴ける。唄と一体になった弾き語りのギターも柔軟というか変幻自在というか、見事なもの。アコギブームのおり、弾き語りでも始めてみようかなと思っている人には是非聴いてみて欲しい。でもヒット曲だったらしい「悲惨な戦い」は全然笑えなかったなー(^_^;)。
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