2004年5月24日
USA 1961-7-5 〜 ブルーグラス スティール弦ギター フラットピッキング
幼少のみぎりよりギターにとどまらずフィドル・マンドリン・バンジョーもよくこなし、コンテスト荒らしに励む天才少年だったらしい。ティーンの頃は David Grissman 一派のミュージシャンに囲まれて、ドライブ感あふれるブルーグラスを弾きまくっていたが、二十歳をすぎたあたりから、よく分からない方向へ進みはじめた。といってもそれほど前衛的なことをやっている訳ではないが、やはり若かったころのストレートさのがイイよなあ、と思ってしまう。この辺はなんだか Bireli Lagrene の成長過程と似てるな。
このアルバムを録音した時、Mark は若干16歳。トラッドもあるが、半数のナンバーはオリジナルである。恐るべし。アルバムタイトルからも、Django の向こうをはった自信が窺える。サイドメンは、David Grissman を始め、Tony Rice、Dan Crary、Sam Bush 達に固められていては素晴しくない訳がない。ブルーグラス新時代の金字塔。
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