2004年5月24日
USA 1921-4-22 〜 1980-10-13 ハワイアン スティール弦ギター フィンガーピッキング スラックキー
甘くとろけるようなボイスとスラックキーギターで今だに我々を魅了する、ハワイアンギターの大御所。
ハワイアンミュージックの歴史は、乱暴に言ってしまえば「Gabby以前」と「Gabby以後」に大別されるという。スティールギターをメインに据えた観光客の為の商業用リゾート音楽が中心だったハワイ音楽シーンにおいて、衰退していたスラックキーギターに現地語で唄われるシンプルな弾き語りで、他の誰でもない「ハワイ人の為の」ハワイアンミュージックをライブハウスで精力的にサーキット活動していたのが Gabby であった。その流れは同時代の Eddie Kamae や Ray Kane、Atta Isaacs そして彼の息子を中心にした若いミュージシャン達に受け継がれて様々な個性を加えられ、今日の隆盛を迎えている。
このところ、ウクレレがブームになったり、スラックキーギターが見直されてきたりで、こういった純朴なハワイ音楽にスポットライトが当てられつつあるのが嬉しい。
'78年に Hula Record から、超有名盤。唄ものとインストが半々くらい。「Slack-Key Medley」は、色とりどりのテーマが入れ替わり聴け、てんこ盛りのトロピカルフルーツパスケットの様で嬉しくなる。この盤もやはり無人島に持って行きたい1枚。
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