2004年5月23日
イギリス 1944-8-8 ブルーズ スティール弦ギター フィンガーピッキング
Pentangle 解散で Bert Jansch と袂を分かってからも、Norman Blake や Stefan Grossman らと共演したりして相変わらず振りを見せているが、再結成 Pentangle に参加しなかったのは、この人の方が現状認識がしっかりしていたということか。繊細な Renbourn に豪放な Jancsh というステロタイプは、我々のいじましいヒーロー願望の投影でしかないのかもしれない。王・長嶋のようにね。
'70年の4枚目ソロ作。はっきりいって、これ全編ブリティッシュトラッドである。もっとブルージィな Renbourn を聴きたい人には気の毒なのだが、その昔、表題曲の「The Lady And The Unicorn」をコピーした思い出が強烈なだけなのだ。ゴメンね。ちなみに、このジャケット絵は中世ヨーロッパで流行したタペストリーの意匠のひとつで、パリに現存するものらしい。
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