2004年2月19日
ブラジル 1960-11-23 ジャズ/フュージョン ボサノバ ガットギター フィンガーピッキング
リオデジャネイロ出身のガットギタリスト。若い頃にクラシックギターのレッスンを受けたというだけあって、確かなテクニックに支えられたプレイは、ハードボイルドかつ飾り気のない彼の音楽性と相まって、非常に切れ味鋭いボッサ=ジャズを実現している。Al DiMeola がブラジルツアーで公演した折に、ゲストギタリストとして共演したこともあるという。ボサノバのけだるげな気分に浸りたいだけの人はともかく、その奥にあるサンバの核にまで触れてみたいリスナーには是非ともお薦めする。
'98年、Malandro Records から。パーカッションに Joao Parahyba、ベースに Pedro Ivo を迎えての、シンプルなトリオ編成でのレコーディング。ジャケデザインから見て一連のシリーズ物の一枚らしく、あまり期待せずに聴いたのだが、どっこいハマった。緊張感あるリズムのシングルカッティングで始まる「おいしい水」の見事さ!! 緩急をつけた編成の曲中、半分を自作のオリジナルで提供している。
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