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    アコギスト宣言!!

    Paul Simon (ポール サイモン)

    2004年2月20日

    USA 1941-10-13 〜 フォーク ロック ガットギター スティール弦ギター フィンガーピッキング フラットピッキング

    プロフィール

    稀代のフォークデュオ、Simon & Garfunkel の殆ど全ての作詞・作曲と演奏を行ったのは、Paul Simon その人である。「Sound of Silence」のブレイク前に彼はイギリスに渡っており、その時に Davey GrahamBert Jansch らとも親交をもったという。そのせいでもないだろうが、アメリカのフォークシーンで活躍したアーティストの多くが、カントリーやブルース等の自国ルーツ音楽を辿っていくことで音楽性を広げていったのに対し、Simon の立ち位置は彼らとは全く異なっていて面白い。「コスモポリタンなフォーキー」である。
    ところで、彼のギター演奏はなんとなく端正なイメージがあるが、注意して聴くと「スカボローフェア」のアルペジオなど尋常ではありませんね。やはりどこかでひとつひねくれていて、それが尽きぬ魅力になっているのだろうか。

    アルバムレビュー

    Paul Simon

    Paul Simon の演奏でかの名曲「Angie」を知った人も多いと思う。それを聴くなら S&G のアルバム「Sound of Silence」だが、彼の音楽の多様性を聴いてもらいたくてこの盤を選んだ。'72年、S&G 解散後に発表したソロ作である。レゲエやカリプソ、南米フォルクローレにボサノヴァ、果てはホットクラブスタイル(Stephane Grappelliと共演までしている)と、カンブリア大爆発のような様々なスタイルが聴ける。後にアルバム「Graceland」でワールドミュージック路線まっしぐらとなる Simon だが、その指向は既にこの時に萌芽していたということか。「Hobo's Blues」のみ1曲がインストだが、「Everything Put Together Falls Apart」なども聴けばきっと弾いてみたくなるハズ。

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