外部リンク
Alec Stone Sweet (アレック ストーン スウィート)
2004年5月23日
イギリス ケルティック/アイリッシュ スティール弦ギター フィンガーピッキング
プロフィール
オックスフォード大学教授職のかたわら、アイリッシュ/ブリティッシュトラッドを題材にしたギター演奏も行っているという、変わり種アコギスト。ギターを始めたのは18歳の時だというし、比較的控えめで優しいプレイには、なんだか親しみが持てる。日常的な音楽活動をしていない為か、情報に乏しいが、Eric Shoenberg や Steve Baughman らとの交流もあるみたい。
アルバムレビュー
Memory & Praise
'00年の(多分)ソロデビュー作。18世紀のアイリッシュ・ハーパー(そして大酒飲み^^)、O'Carolan のナンバーも多く含む、無伴奏ギターのトラッドアルバムになっている。一曲目は私の好きな「Mrs. Poer, or, the Concerto」だけど、初めに聴いた印象はえらくあっさりしたアレンジだなぁというものだった。他のナンバーもスローで短調な曲を多く採り上げているせいか、「つかみ」が弱いアルバムではあるとは思う。だけどヘッドホンなどして何度も聴いてみると、だんだんと良くなってくるのだ。シンプルながらしっかりしたテクニックで丁寧に弾かれているし、曲毎にチューニングを工夫しているなど(DADGADが多い)、楽曲への愛着が感じられる。ちなみにヴィンテージの Martin OM-28 Custom (1970) を使っているとのことだけど、優れた録音とも相まってとても音の良いアルバムであることも付け加えておこう。
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