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    アコギスト宣言!!

    Robert Taylor (ロバート テイラー)

    2008年11月23日

    カナダ ニューエイジ スティール弦ギター フィンガーピッキング

    プロフィール

    Don RossErik Mongrain らの成功のせいだろうか、最近カナダのアコギ界がなんだか「熱い」。この Robert Taylor も、'04年のカナディアン・フィンガースタイルギター・コンテストで優勝した経歴を持つ、カナダの新進フィンガーピッカー。とにかく良く動く指を持つし、ポップな曲を書くわ、ギタリストとして間違いなく一級品なんだが、どこかサウンドが捻くれているというか、ギターバカっぽくないところがイイ。

    アルバムレビュー

    The Rabid Petting Zoo

    '05年、Andy McKee や Antoien Dufour ら沢山のギタリストを擁する注目すべきレーベル CANdYRAT Records からのデビュー作。全曲がオリジナルというテンションの高さかと思うと、インナーを読むと曲目解説じゃなしに「冷製ポリッジ(オートミールで作るおかゆ)のレシピ」が載せてあったり、どこまで本気なんだか。しかし中身はやはり凄かった。凝ったSEに導かれて坂を転げるように鳴りだす「Phobos」や、それに続く「Little Darlin'」を聴くだけで、この若いギタリストの恐るべき力量が知れる。アルバムタイトル曲「The Rabid Petting Zoo」のストレンジ度は XTC みたいで可笑しい。かと思うと「Lisa's Tune」や「The Hilbilly Song」で可憐な美しさを聴かせてくれたりと、本当に掴み処が無くて楽しいじゃないかっ(笑)。そろそろセカンドアルバムが届いてもいい頃だと思うが、DTMを駆使した多重録音とかバンド形式でもこのギタリスト、結構ハマるかも知れないぞ。

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