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    アコギスト宣言!!

    Andreas von Wangenheim

    2005年9月25日

    ドイツ 1962 〜 クラシック

    プロフィール

    ドイツで活躍する中堅クラシックギタリスト。13歳からギターを弾き始め、Oscar Ghiglia (パリコン優勝歴をもつイタリアの著名クラシックギタリスト)らに師事。'87年には、ヨーロッパ学生ギターコンクールでバッハ賞を受賞。程なくレコードデビューを飾るという、順風満帆な活動を続けてきている。デビュー当初は、そのイケメンな風貌を生かしつつ(^^)ジャズやワールドミュージックとクラシックの枠を踏み越えた様々な試みを行っていたようだが、'99年に独自編曲によるバッハの無伴奏チェロ組曲を発表。それ以降はバロック〜ロマン派を中心にしたクラシックに舞い戻ってきた感がある。

    アルバムレビュー

    Mozart - Haydn : Devertimenti

    '02年発表。ハイドンとモーツァルトのディベルティメント集という、地味そうに見えてなかなか野心的なプログラム。モーツァルトのディベルティメントといえば、人気曲であるニ長調(K.136)などでなく、「2本のクラリネットとファゴットの為の」(K.439b) を取り上げてくるあたり、渋いっス。いずれも華麗に弾ききるというより、しっとりと奥行きのある響きを求めているように思えて好ましい。どちらかというと有名曲の派手なクラシックアレンジに飛びつきがちな、ミーハークラシックファンの私だけど、Wangenheim の演奏には中庸の美がある。いま暫く、この方向性を維持してくれるなら、新譜が楽しみになることだろう。

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