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    アルバム紹介

    旅するギタリスト、星文昭

    2021年11月27日

    サイト立ち上げ時に書いた「アコースティックギタリストやアルバムの発掘をする中で、誰かに教えたくなったあれこれが自然に滴り落ちているような場にしたい」がなかなか実現できてない。きちんと企画(というか切り口)を据えて背景的なことも調べたうえでカッチョイイ文章を書き上げ自己満足に浸る、という前身サイトで染み付いてしまった癖が抜けないのだろう。

    こんなんじゃ未知のギタリストや素晴らしいアルバムに出会ってもバックヤードにメモとして積み上げられていくばかりだし、その時の感動や想いが老化した脳から揮発していくのが勿体なさすぎる。そんな訳で備忘録のつもりでこまめにアウトプットしていこうと意識改革なう。キーワードは「アコギ一期一会」 ww

    前置きが長くなったけど、本稿の出会いは星文昭というギタリスト兼SSW。昨年(2020年)リリースの 5th アルバム「指と声」のストリーミング配信が開始されたとのことで、Spotify で通して聴いてみた。ジャケの雰囲気がインディーズ時代の押尾コータローのそれのようで、何となくそんなサウンドを予想していたら Track-1 「Lazy」は本当にそんな感じのアコギインストだった(控えめに E.ギターの音が添えてある)。これと Track-5 の「Chottohitoiki」以外は弾き語りで、Track-3 「ヘルプマーク」の詩とメロディは一定以上の年齢層には懐かしく響いてしまうのでは、という意味で印象的だった。総じての感想は、ナイーヴという言い方が悪ければ、穏やかで誠実。日本全国を駆け回り、年間250ものステージを数える「旅するギタリスト」とのことで、12月からは北海道を回るらしい。演奏者とリスナーの双方にとって、良い出会いがありますように。

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