2021年11月30日
もう昨日になってしまったけど、今年の11月29日はジョージ・ハリスンの20周忌。そこでぜひ紹介したいのがこの、まるっと一枚ジョージなアコギアルバム「ジェントル・ギター・メロディーズ(Gentle Guitar Melodies)」なのでつ。
最近ではアコギソロによるビートルズカバーなんて珍しく無くなっているけど、この益田洋というガットギタリストのビートルズ愛はハンパじゃない。その辺は氏の YouTube チャンネルで公開されている膨大なカバーを見てもらえれば納得してもらえると思うが、なんと言っても陽の当たりにくいジョージ・ハリスンにスポットライトを当てて、ビートルズ時代9曲・ソロ時代6曲(これが尊い!)を網羅したトリビュートアルバムを制作(2019年リリース)してくれた快挙には感涙しかない。ジャケが「ジョージ・ハリスン帝国(Extra Texture)」ふうだし、そこから「二人はアイ・ラヴ・ユー(You)」もカバーしてくれたらサイコーだったんだけど… 昨今のタッピングやボディヒットを盛り込んだ演奏に慣れた耳には少し地味に聴こえるかもだけど、そうじゃなくこれは言わば「滋味」。堅実で細やかなアレンジは、ジョージの公式ツイッターアカウントでも紹介されて折り紙付き。年季の入った味わい深い爪弾きに酔いながら、在りし日のジョージを偲んでみませんか？
それと、アルバムには収録されていなかった「オールド・ブラウン・シュー」の動画も必見なので、是非。