ウクレレ vs. アコギ、麒麟児の頂上対決！

2021年12月3日

超絶技巧ウクレレ奏者として知られるジェイク・シマブクロ(Jake Shimabukuro)が先だって11月10日にリリースした新譜、「ジェイク&フレンズ(Jake & Friends)」が面白い。様々なポップジャンルからゲストを迎えてのコラボレーションアルバムなんだけど、面子がめっちゃ豪華。そしてそれらの中にサニー・ランドレス(Sonny Landreth)、ビリー・ストリングス(Billy Strings)、ウォーレン・ヘインズ(Warren Haynes)といった通好みするギタリストが混じっているのが、そそるw

Track-2 「サニー・デイズ・アヘッド(Sonny Days Ahead)」はランドレスが彼一流の妖艶なエレクトリック・スライドを、Track-7 「オン・ザ・ロード・トゥ・フリーダム(On The Road To Freedom)」はヘインズがこれまた粘っこいエレクトリック・スライドと喉を披露。そしてアコギ的に白眉なのが Track-5 「スモーキン・ストリングス(Smokin' Strings)」で、ブルーグラスの超新星ビリー・ストリングスのアコギソロが存分に楽しめるインストチューン。穏やかなリラクシン・ムードで始まるけど、4:15 あたりから様相が変わって4弦と6弦が競い合う展開がウマー。まぁ楽器マニアでなくとも、豪華な面々による多彩なサウンドが楽しめることは受け合うので、是非聴いて頂きたい。ジャケも'60年代風でイカすしね。

尚、CD には押尾コータローとの共演が収められたボーナスディスクが付属しており、こちらはストリーミングでは聴かれないようなので、ファンの方はこちらからチェキラ。