2004年2月8日
ブラジル 1922-10-17 〜 2001-1-12 ボサノバ ガットギター フィンガーピッキング
「黒いオルフェ」の作曲者として、どちらかというとコンポーザとして知名度が高いボサノバの第一人者。ギタリストとしてみると、つい Baden Powell あたりと比べてしまいやや地味な印象があるが、実はクラシック畑出身の実力者だ。そう思って改めて聴くと、実に安定したプレイに加えて何気ないアイディアが鏤められた彼のギターは、渋さの極みとも言える良い味わいだ。はやくから Stan Getz ら米国のジャズミュージシャンと共演を行い、ボッサを音楽のメインストリームに押し上げた功績も大きい。
'62年、Verveから。前半唄入り、後半ギターソロ集という構成になっていて、ボサノバファンには2度おいしい。殆どの曲が自作曲であり、また Oscar Castro-Neves もキーボードで参加しているらしい。この頃の Verveボサノバシリーズがポリドールからリイシューされているのは嬉しい。
下にあるアマゾンのアイコンをクリックすると、この CD を購入できます。