外部リンク
Lars Bo Enselmann
2004年9月12日
デンマーク ボサノバ ガットギター フィンガーピッキング
プロフィール
デンマークのガットギタリストという以外、詳細不明。アルバムを聴く限りでは、かなり本格的なボッサ・ギタリストという趣だ。なにやら寒そうな国で何でまた、という気もするが、日本だって北海道の人がサンバやっててもまったく不思議じゃないのだから、まー偏見以外の何者でもない。そういえば、Baden Powell もツアーでヨーロッパを回っては好評を博していたそうだから、思った以上にラテン音楽との結びつきは強いのかも知れない。
アルバムレビュー
Cigars & Guitars
'01年、OLUFSEN から同レーベルのギタリスト Christian Sievert とのコラボレーションアルバム。アルバムカバーの謝辞が「我が友へ」として、Baden Powell や Sebastiao Tapajos らに捧げられている。交流があるということか? どちらかというと暗めで緊張感のあるボッサナンバーが11曲収められていて、1曲を除いてはすべてギター主体のインストナンバー。楽曲も殆どが両者によるオリジナルナンバーで、ブラジル音楽の消化具合はなかなかただ者ではない。おそらく Christian が主にリズムを担当し、Enselmann がソロ、という分担なのだろうが、そのソロが結構凄い。John McLaughlin がボサノバを弾いたらこんな感じか、というような高速パッセージもちらほら。つまりは直線的な単音フレーズが多用されているということであり、ボサノバギターのスタイルからはちょっと外れるけれど、クールでモダンなボッサ・ジャズとして良質だし、楽しめる。
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