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    アコギスト宣言!!

    Lightnin' Hopkins (ライトニン ホプキンス)

    2005年2月20日

    USA 1912-3-15 〜 1982-1-30 ブルーズ ロック スティール弦ギター

    プロフィール

    言わずと知れたテキサスブルーズの巨人。'60年代、ロックファンによるルーツ音楽の探求ブームの際に、歴史に埋もれた多くのブルーズメンが「発掘」された。その中には Lightnin' Hopkins の名前もあったのだが、彼のキャリアは古く実に戦前にまで遡る。1912年にテキサス州センターヴィルで音楽好きの一家に生まれた彼は、5歳の時からギター(葉巻の箱で作った自作だったとか)を弾き始めが、8歳での Blind Lemon Jefferson との出会いが彼の運命を決めた。程なく従兄弟にあたる Texas Alexander と演奏活動を始め、その後はここに書ききれない程の紆余曲折を経ながらヒューストンを拠点に、世界的なヒット(Mojo Hand!!)を飛ばすかと思えば、地元のコーヒーハウスで弾き語りを聴かせたりしながらブルーズメンとしての一生を終えた。Lightnin' の魅力は、John Lee Hooker にも通じる無骨で唯一無二のタイム感を持ったギターに、ダーティだけど機知に富んだ語り口調の歌声。彼と比べると Robert Johnson が行儀の良い紳士に見えてくる(^^;)。ロックのゴッドファーザーとして、バンド形態で荒くれる姿もステキだけど、アコギ一本での弾き語りもまた負けず劣らず魅力的だ。

    アルバムレビュー

    Country Blues

    Folkway からのリバイバルに影響を受けたのか、'60年に発表されたタイトル通りのアコギ弾き語りアルバム。殆どの曲がオリジナルで、「Long Time」「Till The Gin Gets Here」のインスト・ナンバーが収録されているのが何より嬉しい。他にもギタープレイに、唄というよりは喋りのコール・アンド・レスポンスが鏤められた感じの「Prison Blues Come Down On Me」や「Bunion Stew」なんかも楽しい。時には録音が歪むほど凄みのある唸りと、友人と語り合っているかのような軽妙さまで、彼一流のボーカルも爆裂だ。名盤の影に隠れた一枚かもしれないが、アコギファンならおしなべて聴くべし。

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