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    アコギスト宣言!!

    Keith Knight (キース ナイト)

    2008年2月3日

    USA ニューエイジ ブルーズ スティール弦ギター 12弦ギター フィンガーピッキング フラットピッキング スライド

    プロフィール

    南カリフォルニアのフィンガーピッカー。'90年代にはテキサスはオースティンあたりでロックバンドを営んでいたが、年齢とともに興味がルーツミュージックに移ったのか、ここ数年はアコースティック楽器をメインにした活動に移行している。ギターの他にもマンドリンやドブロを器用にこなし、それらを武器にブルーズやフォーク、さらにはケルティックやニューエイジっぽいサウンドと幅広くチャレンジしている。

    アルバムレビュー

    Tear It Up

    '03年、Keith Knight が「アコギスト」に転身したきっかけとなったアルバム。Blind Blake や Leadbelly といったいにしえのブルーズメンから、Leo KottkeRy Cooder に至まで名だたるギタリスト達から影響を受けたと語る彼だが、このアルバムはそんな背景が素直にあらわになっている。トップナンバー「Dublin Dudes」は何故かケルティック風味のニューエイジっぽい売れ線サウンドだが、続く「Calimaica」の小気味よいスリーフィンガーは、モロに Leo Kottke。御大 Blind "Authur" Blake のカバーを交えて男臭いブルーズを披露した後は、だんだんブルーグラスっぽくなってきて、 Dawg っぽいラストナンバー「Dag Nab It!」で見事に締める。
    半数のナンバーでは歌も披露しており、ソフトなハイトーンヴォイスなのでブルーズには向かないなー、と思っていたが10曲目の「Had Enought」の気怠い曲調にはこれが良く合っている。
    深みのあるプレイではないが、守備範囲の広さや多彩なサウンドが楽しめる、ビギナーのアコギファンにはおすすめできる一枚だ。

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