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    アコギスト宣言!!

    Weber Lopes (ウエベール ロペス)

    2008年11月30日

    ブラジル ジャズ/フュージョン ガットギター フィンガーピッキング

    プロフィール

    ブラジルはミナスジェライス出身のガットギタリストにして、コンポーザー・アレンジャー。そのプレイは洗練されていて柔和で優雅、まさに所謂「ミナス系」サウンドの好例と言えるものだ。Toninho HortaSebastiao TapajosYamandu Costa といった強者達の傍らでプレイしてきた経歴は、常に流れ動き、一定の形を持たない透明な水のように、彼のギターをしなやかに、しかし強靭にしてきたのかも知れない。聴取の度肝を抜くような派手なアーティストではない。けれど普遍的であって、それでいて奥底に独自の世界観の広がりをもつ Weber Lopes の音楽は、通好みのする隠れた逸品だろう。

    アルバムレビュー

    .M.A.P.A.

    '06年のセカンドアルバム。Lopes のガットギターとリズムセクション、そして曲によってはピアノやフルート、サックスが参加するラテン・フュージョン的な構成がメイン。こう言うとなんだか退屈そうだが、トップナンバー「Abre-Coco」で聴かれるように、時折加わるアコーディオンの響きが実に涼やかで、凡百のフュージョンアルバムとは一線を画すミナスサウンドの要になっているように思う。
    ブラジル音楽ではギタリスト名義のアルバムであっても、この手のバンド形式だとギターは目立たなく背後に回ることも多いのだが、このアルバムは実に存在感あるソロやバッキングが堪能できて、ギター目当てのリスナーの要求も満たしてくれる。そして、もの憂げな無伴奏ソロの「ANA」と、パーカッションとがっぷり四つに組みミナスギタリストの面目躍如!と嬉しくなるスリリングな「Choro Novo」、アコーディオンとのデュエットが儚く美しい「Coracão」。この3曲を聴くだけでも価値のある、紛れもない「ギター・アルバム」である。

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