One Little, Two Little, 10 Little Martha
2021年11月20日
今日2021年11月20日は、不世出のロックギタリスト、デュアン・オールマン(Duane Allman)の生誕75年目の誕生日。デュアンのアコギと言えば、1972年の遺作アルバム「イート・ア・ピーチ(Eat a Peach)」収録の「リトル・マーサ(Little Martha)」だけど、この曲を何気に Spotify で検索したら多くのカバーが見つかったので、例によってプレイリストにしてみたw
- Track-1
- トップはやっぱりオリジナルで。デュアンが夢の中でジミヘンに教わった曲を具現化したと語られている。ディッキー・ベッツとの爪弾きが、豪快なエレクトリックスライドの時とは打って変わった可憐な2分間。
- Track-2
- アコギファンにはお馴染みのレオ・コッケ(Leo Kottke)によるカバー。知らなかったけど、ライヴでも度々披露しているお気に入りらしい。
- Track-3
- こちらもブルーグラス好きにはお馴染み、名ドブロプレイヤーのジェリー・ダグラス(Jerry Douglas)。2002年作「ルックアウト・フォー・ホープ」収録だけど、このアルバムは Spotify には無いので、ブルーグラスのコンピ盤から。1:30 あたりからジェリー節とも言える泣きメロなバースが加えられている。
- Track-4
- 米フィンガーピッカーのピート・ハットリンガー(Pete Huttlinger)も2002年作「ネイキッド・ポップ」でカバーしてる。この人はウィンフィールドのギターコンテスト優勝の猛者で、流石の安定感がある。ギター一挺で演奏したいならこのバージョンがお手本になるのでは。ところでこれ書いてて知ったのだけど、彼は2016年に亡くなってたらしい。早過ぎるよ…
- Track-5
- このブライアン・ワトソン(Brian Watson)という人はぐぐっても全く情報無しな、クラシックライクなガット弾き。この曲もラウンジーな物腰の柔らかい演奏。
- Track-6
- ブルーズ・プリーチャーズ(The Blues Preachers)はオーストラリアのジョン・モーリス(John Morris)とクレイグ・リヨンズ(Craig Liyons)からなる、ギターとハーモニカのブルーズデュオらしい。
- Track-7
- グレッグ・マイナー(Gregg Minner)はシカゴ在住のハープギタリストとのこと。なのでチャランって鳴ってるのはハープギターの共鳴弦ですかね。
- Track-8
- ジェフ・メイソン(Jeff Mason)はウィスコンシンの SSW 兼ギタリストで、荒っぽくて豪快な演奏なんだけどこの人もつい先ごろの10月25日に亡くなってる。なんてこった…
- Track-9
- ビル・シェフィールド(Bill Sheffield)はアトランタのシンガー・ギタリスト。フォークブルーズ志向なアルバムを多数出してるようなので、そのうち掘り下げてみたい。
- Track-10
- 最後はニブス・ヴァン・ダー・スパイという南アの SSW 兼ギタリスト。こちらも興味深いアルバムがいっぱいあるようなので、要ヲチかな。
という訳で、オリジナルを含めて10曲、25分程のプレイリストが出来た。休日の昼下がりにでもお楽しみ頂ければと。