2004年5月30日
プロフィール 音楽一家に生まれ育ち、10歳よりギターを始めたという Ken Emerson は、父のレコードコレクションに影響されて古いジャズやケルト音楽そしてハワイアンに興味を覚えたという。現在ではヴィンテージ楽器のコレクターでもあり、Boz Scaggs や Charlie Musselwhite 達とも共演するハワイアンスラックキーギターのプレイヤーとして有名である、そうだ。 ディスクレビュ…
2004年5月29日
プロフィール ギターと同時にシンセサイザーその他のあらゆる電子機機器を駆使して、エキセントリックな音世界を構築するアーティスト。アヴァンギャルドでありながら、作風には日本人のアイデンティティが色濃く込められている。それが日本よりヨーロッパを中心にした海外での評価が高いのは、何とも皮肉。映画や各種舞台の音楽を担当したり、音楽教育、楽器メーカーのアドバイザーとして活躍する等、なんとも貪欲な創作活動だが…
2004年5月29日
プロフィール 「Manouche(マヌーシュ)」という言葉がある。フランス北西部はベルギー国境付近である、アルザス地方に住むジプシー民族を指す。彼らは大道芸等を生業としながら、移動住居型キャラバンで放浪生活を送っている。100年程前、この一団から突如として現れた天才ギタリストがかの Django Reinhardt であるが、彼の没後から50年を経た今、同じ Reinhardt の姓を持ち(血縁関…
2004年5月29日
プロフィール 現代ショーロを代表する、作曲家、アレンジャー兼ギタリスト。リオデジャネイロの音楽家一家に生まれ育ち、7弦ギターの大家 Dino 7-Cordas に師事。'77年にプロキャリアをスタートさせて以来、実に多くのミュージシャン(日本人も含む)と共演を重ね、現在の地位を揺るぎないものにしている。 ショーロは多分、日本でいえば演歌に近い位置にあるのだろうが、今でも若いアーティストが斬新な切…
2004年5月26日
プロフィール 冒頭から乱暴に言い切ってしまおう。ボサノバギターのカリスマ、Baden Powell は誰よりも優れた「リズム・ギタリスト」だ。実際、彼の本質はサンバのそれと同様に、彩り豊かで深く、官能的なそのリズムに負う部分が多い。単なるギタリストというよりは、作曲も含めたスケールの大きな音楽家である Baden だが、情熱の多くはアフリカ系ブラジル人の音楽的ツールの探求、ひいてはサンバのリズム面…
2004年5月26日
プロフィール 戦後から活躍するカントリーブルースのベテランプレイヤー。ながらく消息不明とされ、'60年代のフォークムーブメントの中「再発掘」され、熱狂的に迎えられたという逸話は有名。軽やかなフィンガーピッキングに乗せて、唄われるハッピーチューンの数々は不変の魅力に満ちている。 ディスクレビュー The Best of Mississippi John Hurt '70年、VANGUARD から。2…
2004年5月26日
プロフィール 思いっきりスライドしているアコギインストを聴いてみたいと思うことがあるが、何故かそういうギタリストはなかなか居ないものだ。Bob Hadley はそんな欲求に答えてくれる、カリフォルニアのスライドギタリストである。オープンチューニングで、トレインソング等のデルタブルース伝統芸を惜しみなく披露してくれる。 ディスクレビュー Guitar Solos '75年に Kicking Mule…
2004年5月26日
プロフィール ギター好事家には有名な、カントリーブルース研究家兼アコギスト。実際に、Son House との共演なども多い。 ディスクレビュー How to Play Blues Guitar Shanachie レーベルから、昔でていたアナログ盤に数曲追加したリイシューCD。23曲も入っていて、Son House や Sam Mitchell など共演者も多い。Blind Blake の「Pol…
2004年5月26日
プロフィール 12弦ギターを使って華麗かつ重量感のあるブルースを聴かせてくれる黒人アコギスト。南カリフォルニア出身だが、ストリートミュージシャンを営みながら1935年にニューヨークでレコードデビューを果たしている。年代からいうと、いわゆる「戦前ブルース」ということになるのだが、彼の場合、死の直前まで現役プレイヤーだった為か変に伝説化されていない所がいい。フィンガーピッキングで奏でられる彼のギターは…
2004年5月26日
プロフィール カントリーブルースの研究家としても名高い、スティール弦アコギスト。日本でも多くの教則本を目にすることができる。ただ、いつも思うのだが、カントリーブルースというのは音符にしてしまった時点で、その魅力の80%がそぎ落とされてしまうような気がする。そんな時はこの人のレコードを聴いてフィーリングを獲得しよう。 ディスクレビュー Bucket of Songs '88年、アコギの宝庫 Shan…