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    アコギスト宣言!!

    Amos Garrett (エイモス ギャレット)

    2005年5月1日

    USA 1941-11-26 〜 ロック スティール弦ギター フィンガーピッキング

    プロフィール

    ミュージシャンズ・ミュージシャンと呼ばれるプレイヤー達がいる。派手さこそ無くともツボを押さえまくった唯一無二の表現能力を持ち、自らが属するジャンルへの深い造詣と愛情が見て取れる、玄人好みのミュージシャン達である。そして、そんな渋めの個性派ギタリストは何故かフェンダー・テレキャスターをトレードマークにしていることが多い。Steve Cropper、Roy Buchanan、Danny Gatton 等枚挙に暇がないが、この Amos Garrett もそんな中のひとり。デトロイトに生まれた彼の周囲には、音楽好きの両親のおかげで古いジャズのレコードなんかがいっぱいだったそうである。少年の頃からピアノやトロンボーンを習いながらもギターにハマった時、ヒーローだったのは Scotty Moore や Chuck Berry だったとか。Maria Muldaur の「Midnight at the Oasis」でのあまりにも個性的なギタープレイで評価を確立し、その後は Paul Butterfield や Doug Sahm らとのコラボレーションで充実した創作期間を経て、現在でもマイペースな活動を続けている。

    アルバムレビュー

    Acoustic Album

    '04年発表の、待望のフルアコースティックアルバム。アマチュア時代は Merle Travis や Chet Atkins をコピーしまくったという彼だからして、フィンガーピッキングの腕前はかなりのものなのだが、やはり基本的に「唄」のひとなので、このアルバムも軽妙な弾き語りがメインの実にリラックスした構成になっている。中期の Ry Cooder を彷彿とさせる。そんな中、唯一のアコギ・インストが8曲目のオリジナル作「Bailey Hill Requiem」。ノスタルジックな旋律が和音弾きのつま弾きで訥々と紡ぎ出され、途中から控えめに重なってくるトランペットもまた良い。ちょっとジャンルは違うけど、John Miller の弾き語りが好きな人なら、このアルバムも見逃しちゃいけないよん。

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