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    アコギスト宣言!!

    石田 長生 (いしだ おさむ)

    2004年10月30日

    日本 1952-7-25 〜 ブルーズ ロック スティール弦ギター フラットピッキング

    プロフィール

    日本のトップギタリスト Char の盟友であり、そして彼に劣らぬ技量とエネルギーが炸裂する「石やん」こと石田長生。日本の Steve Cropper と呼ぶ人も。日本中が沸き返ったエレキブームのさなかにギターと出会い、'75年にはメンフィスに渡米して幾多のソウルミュージシャンに揉まれる武者修行の過去を持つ。そんな風に漆黒のフィーリングを我がモノとしている石田長生だが、ソウル系を自認するミュージシャン達の多くが洗練やストイックな方向にまとまろうする傾向に反して、彼のどん欲さは期せずしてミクスチャー。体からにじみ出ているというか、アタマでっかちでない全方位性がイイ。ジャズギタリストのドン、渡辺香津美や、クラシックギターの暴君、山下和仁らとの他流試合なんかもしているみたいだが、そんな速弾きギタリストとしての芸人的サービス精神も嬉しい。関西人の血なのか、正真正銘のコテコテ系なのは好き嫌いが分かれるところだろう。かくいう私もちょっと敬遠していた一人だったんだけど、BAHO での力の抜けたプレイを聴いて結構好きになっちゃったよ(^^)。

    アルバムレビュー

    Soul Fingers

    '97年、過去のアルバムからインストナンバーをピックアップしたベスト盤的企画なんだけど、好編集だと思う。フュージョンっぽいの(この辺ちょっと苦手)からメタル風ファンクまで色々なスタイルのギターが楽しめるから。アコギによるナンバーは、短いスパニッシュ風インターミッションの「Pisco」と、意外なほどクセの無いニューエイジ風の「Veronica」の二曲で、両方との短いのだけれどエレクトリックをアコギに持ち替えたような安直な感じではなくて、アコースティックな響きを上手く生かした楽曲なのが嬉しい。「哀愁のヨーロッパ」風になってしまった(^^;) Monk の「Round About Midnight」はギター譜付き!!

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