2004年2月17日
USA カントリー ジャズ/フュージョン ブルーズ ガットギター スティール弦ギター フィンガーピッキング フラットピッキング
カントリー、ブルーグラス、ブルース、ジャズ、ラテンと「オールラウンド・アメリカン・アコギスト」とでも呼びたいような圧倒的な技量と音楽性の幅をもったギタリストだ。プロミュージシャンの家庭で育ち、Chet Atkins を始めとして Merle Travis、Jerry Reed、Django Reinhardt、Joe Pass と一流ギタリストへの憧れを抱きながらキャリアをスタートさせたという。まさにそのテクニックは先人達ゆずりの破格のものがある。
'96年、GSPJAZ Recordings からの無伴奏ギターソロ集。ギターもスティール弦、ガット、エレクトリックと曲により持ち替えながら、多彩なナンバーを披露してくれる。トップナンバーの「Freightliner Blues」は自らのペンによるものだが、他の15曲は Doc Watson や Jerry Reed でお馴染みのナンバーやジャズスタンダード。音楽的には非常にシンプルで陽性、あっけらかんとしたものなので、もっと屈折した表現を好む向きには受け入れられないこともあるだろう。それでも心憎いばかりのスムースな指使いで、またたく間に過ぎる60分を創造できるプレイヤーは多くないと思うけど。
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