2003年12月1日
スペイン 1948 〜 ニューエイジ フラメンコ ガットギター フィンガーピッキング
マラガ出身のフラメンコギタリスト。6歳からギターを弾き始め、Nino Ricardo や Paco de Lucia のもとで修行も積んだらしい。とはいえ年齢的には Paco と同じ世代であり、彼もまたジャズやロックのアーティストと交流を広げながらヌーヴォー・フラメンコの一翼を担ってきたユニークな存在である。セッションをともにした面々は、Rory Gallagher や Gordon Giltrap、Herbie Hancock とそうそうにしてユニーク。現在もスペインとロンドンを行ったり来たりしながら精力的に活動を続けている。
ホックニーや北斎、ピカソなど、彼自身が好きだという11枚の絵画作品に捧げるオマージュという、ユニークな作品集になっている。ニューエイジミュージックブームという文脈で売り出されたが、Juan Martín がしっかりとフラメンコのルーツを持ったガットギタリストであることがわかる。
シンセサイザーで Mark Isham がバックアップしており、すこしチャラチャラした雰囲気になってしまっているのは惜しいが。