2004年2月8日
日本 1978-4-14 〜 クラシック ガットギター フィンガーピッキング 女性ギタリスト
'93年にデビューしたての新進クラシックギタリスト。幼少の頃からギタリストである父(村治昇)から手ほどきを受け、兄弟(実弟の村治奏一)もギタリストというあたりは山下和仁と共通していて、なる程両者ともに類い希なテクニシャンである。演奏は多少つんのめり気味のところもあって、「ああ、若いなぁ」と感じさせられる。Segovia が愛奏していたようなロマン派スペインものなどはまだ年期が要るのかもしれないが、Roland Dyens や Andrew York のコンテンポラリーな作品には彼女の切れ味が生きてくる。これからの円熟が楽しみなアコギストである。
'96年、ビクターからの三作目。Scarlatti、Bach、Hendel らのバロック集。ハッキリ言ってこれ、ジャケ買いでした(^_^)。デビューしたてのころは何処の田舎娘じゃ、って感じだったけどキレイになったよなぁ... で、演奏の方だけど(^_^;)、通常の1.2倍くらいのスピードで走りまくっているような感触。いいオヤジがこんな演奏したらウザったいだけなのだろうが、佳織嬢の演奏する姿を思い浮かべるだけで許せてしまうのだから私もいーかげんなものである。やはり、これからに期待。
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