2006年9月3日
プロフィール '80年代のニューエイジムーブメント以来、エコロジーで地球市民でヒーリングで愛と平和で捕鯨反対で(あれ?)...みたいな空気に澱んだ鉄弦フィンガーピッキングの世界が、21世紀になって一寸変わってきた。これはおそらく、Jim O'Rourke による John Fahey 「再発見」がきっかけだ。そう、Takoma 系ギターミュージックの復活である。繰り返されるドロリとしたシーケンス、…
2006年8月27日
プロフィール クラシックとロックの間を自由闊達に行き来する、異色のクラシックギタリスト。中学生時代に Beatles に憧れてギターを弾き始め、ハードロック三昧の高校時代を経て敬愛する Ritchie Blackmore の中世音楽趣味に影響されクラシックギターに移行していった、とのこと。その後、スペインで Jose Luis Gonzalez に、ウルグアイで Abel Carlevaro と …
2006年8月27日
プロフィール 近代〜現代の中南米作品を主要レパートリーにワールドワイドな活動を行っている、アルゼンチン出身のクラシックギタリスト。ギターはソロで充分な音楽表現が可能な楽器であるが、Eduardo Isaac はオーケストラや他楽器奏者との共演が多く、特にギターマニアではない一般音楽ファンの関心の獲得に成功しているように思える。最近では少なくなったような気がする、ふくよかで人間味溢れる演奏が特徴。 …
2006年8月20日
プロフィール 京都出身のソロギタープレイヤー。なんでも「弦の多い楽器が好き」だとかで、トレードマークのハープギターを筆頭に、マンドリンやチャランゴの音を連想させる複弦のティプルギターを縦横に操ってオーガニックなサウンドを醸し出す、個性的なアーティストだ。ハープギターといえば John Doan のようなケルト/アイリッシュミュージック系のプレイヤーの印象が強いが、優れた作曲家でもある安田守彦のカラ…
2006年8月20日
プロフィール シンガーソングライターとして、ソロプレイヤーとして、20年以上活動を続けているギタリスト。年輪を経ているだけあって、ギタープレイも浮遊感のあるフレーズを積み重ねて独特の質感を作り上げていく、所謂 Takoma 系アーティストに近い感じ。それに若干のケルティックなフレイバーと、タッピングによる今風のアーティキュレーションが加わっているので、それほど抹香臭くはなくてスピリチュアル指向のニ…
2006年8月20日
プロフィール 尽きることの無い泉のように破格のギタリストを輩出し続けるブラジル音楽シーン。Raphael Rabello や Guinga 級のニューカマーがこれからも登場することは予想はしていても、Rogerio Caetano のプレイを耳にするとやはり驚いてしまうのだ。ふっくらしたほっぺたに無数の音符が詰まっていて、それがこぼれ落ちてくるのか、実はターミネーターよろしく超速ギターマシーンじゃ…
2006年8月13日
プロフィール '80年頃から活躍しているブエノスアイレス出身の中堅ギタリスト。ソロ・ギタリストと平行して室内楽系との共演に力を入れており、デ・ラ・プラタ大学四重奏団やフルート奏者の Saul Martin との共演で国内作曲家のレパートリーを録音したかと思うと、ハープギターを用いて Weiss のバロックアルバムを作ったりと、なかなかユニークな活動をしている(後者での成果は現代ギター社から楽譜で出…
2006年8月13日
プロフィール ツートーンのフライングVを駆りヘヴィメタルの「神」と異名をとる、カリスマギタリスト。Scorpions 〜 UFO 〜 Michael Schenker Group と幾多のグループを渡り歩き、現在はソロプレイヤーとして何回目かのピークを迎えている。ポップでややクラシック風なブルース臭の希薄な音楽性(この辺が特に日本人受けする理由だと思うんだが)に、彼独特のスピード感がマッチしたギタ…
2006年7月31日
プロフィール 日本の Tuck & Patti と形容とされることも多い、女性ボーカリスト Shiho とのジャズユニット Fried Pride のギタリスト。女性ボーカルと男性ギタリストのコンビは Tuck & Patti の専売特許では無く、特別珍しいものではない。それにしてもこの形態、ユニットしては最小構成だし、ましてや伴奏するのはギターというありふれた楽器なのに、いつも胸…
2006年7月31日
プロフィール カントリーブルーズやラグタイムを中心に枯れた味わいのフィンガーピッキングを聴かせる、その方面では有名なアコギスト。Stefan Grossman 主催のギターワークショップ人脈の一人、といえばピンと来るアコギファンも多いだろう。ブルーズとは特別縁が深くもないペンシルバニアはピッツバーグの出身だが、子供の頃に叔父の農場で働いていた男からギターやバンジョーを習い、さらに町を訪れた Rev…