2021年10月17日
ツイッターで「埴生の宿(原題:Home Sweet Home)」に関する記事をリツイートしたあとで、この曲のアコギインストを Spoify で探していたら興味深いギターアルバムを見つけたので、少し調べたことを書いてみる。アルバムタイトルは訳すと「田舎のパーラーギター」。昨今では女性や若年層でも弾きやすい小型ギターというニュアンスで使われたりする「パーラーギター」だけど、元々は自宅居間等で少数人数で…
2021年10月13日
アコギインストにのめり込み始めた'80年頃、ありったけの音源からセレクトした所謂「マイベスト・カセットテープ」づくりが、本サイトでのような表現の原型になっている事は以前にも書いてるけど、今回はド直球にその復刻を Spotify プレイリストで試みようかとw曲目は当時とは少し違っているけど、ジャンルや時代を極力バラかして、曲順もテンポの緩急や音色(スティール弦・ガット弦)等が交互に来るようにする等、…
2021年9月25日
高校生の時、サイモン&ガーファンクルのベストアルバムに収録されていたギター・インストゥルメンタル、「アンジー」を聴かなければ、アコースティックギターに取り憑かれることもこんなサイトを作ることもなかったかも。という訳で、agTunes プレゼンツなアコギソロ・プレイリスト第一弾は、アコースティックの聖典「アンジー」の様々なギタリストによるエディションを Spotify で集めてみた。デイヴィー・グレ…
2021年9月22日
はじめまして、agTunes です。かれこれ四半世紀ちかく、「アコギスト宣言!!」というサイトでアコースティックギターのソロ音楽に関する記事を書いていましたが、もっと自由・気ままに様々な形式の情報提供をしたくなって新サイトで出直すことにしました。ライフワークとして続けているアコースティックギタリストやアルバムの発掘をする中で、誰かに教えたくなったあれこれが自然に滴り落ちているような場にしたいと考え…
2011年12月30日
プロフィール アメリカンフォーク/ブルーズ・リバイバルの祖、John Fahey が興した TAKOMA レーベルには、多くの異才なミュージシャンが集い、そして消えていったが、この忘れ去られたギタリスト、Harry Taussig もそんな一人。生い立ちやギタリストに至るまでの経緯は全く不明で、'60〜'70年代に、ソロアルバムを1枚と2枚のコンピレーションアルバムへの参加、そして数冊のギター教則…
2010年7月4日
プロフィール ヨーロッパのジプシースウィングギタリストと言えば、ついフランスやベルギー方面を思い浮かべるが、ドイツにもロマの血筋を持った民族は存在している(シンティと呼ぶ)。その中でピカいちの逸材として注目されつつあるギタリストが、Wawau Adler だ。ドイツ南部のカールスルーエに生まれ、叔父や祖父が楽団でハープを弾いていたという音楽一家に育った彼は、9歳から Django のレコードを教本…
2010年5月30日
プロフィール '70年の米ヒッピーカルチャー華やかなりし頃に出版された『Living On The Earth (地球の上に生きる)』という本が、エコブームの煽りを受けてか今また静かに人気を集めているらしい。中身はというと、別に抹香臭い東洋思想や神秘主義を語る訳じゃなく、衣食住から出産までの生活の基本を現代文明と距離をおいて実践するノウハウが記された、田舎暮らし入門みたいなものらしい(読んでいない…
2010年5月9日
プロフィール 岡山出身の若手アコギスト。中学生時代からギターに留まらずピアノやドラムまでこなし、バンド活動のかたわらでアコースティック・ソロギタリストを営みつつ、路上で腕を磨いてきた叩き上げだ。'05に自主制作したミニアルバム「うきわ」が好評となり、翌年にはモリダイラ楽器主催のフィンガーピッキングデイでウィナーに輝いている。さらには'07年に、かのウィンフィールド・フィンガースタイルギター・チャン…
2010年5月3日
プロフィール 所謂「ミナス系」のブラジリアン・ギタリストにして、作・編曲家、ギター・インストラクター。ミナスジェライス州のグァニャンイス生まれで、家族は音楽一家だったらしい。'68年に州都ベロオリゾンテに移り、Milton Nascimento の「Missa dos Quilombos」のレコーディングに参加。以来、多くの著名アーティストの録音やツアーに参加しながら実力を付けていき、2000年以…
2010年4月4日
プロフィール Paco de Lucia の大成功以来、ソリスト・スタイルのフラメンコギタリストは珍しいものでは全くなくなった。だが、ご存知のように、このスタイルは Paco の専売特許ではなく、 Paco 以前から多くの優れたギタリストがフラメンコギターの新しい境地を求めて、苦闘をくりひろげてきた軌跡なのである。その中でも、一般にも分かりやすい大衆娯楽的なフラメンコギターの流儀を確立した名手 S…