2004年2月14日
プロフィール ケンタッキー出身のスティール弦アコギスト。おそらくはアメリカントラッドなどをルーツとしていると思われる、懐かしげなテイストを持つ。 ディスクレビュー Masters of Acoustic Guitar '97年にNARADAレーベルからの、16人のアコギストによるインストを集めたコンピレーション。「Rural Life」は終始こまやかなアルペジオに彩られた、ミディアムテンポの佳曲。…
2004年2月14日
プロフィール いわば、スラックキーギタリスト第一世代とも言え、Gabby Pahinui と共にスラックキーギターの復興に多大な貢献をしてきた。日本人ギタリストの山内雄喜の師としても知られる。 いわゆる 「Gabby 一派」に属する人ではなく、故郷のカウアイ島で漁師をしながら地元のギタリストから手ほどを受け、兵役によるヨーロッパ遠征で一時ギターから遠ざかるものの、帰国して Gabby Pahin…
2004年2月14日
プロフィール Robert Johnson にも大きな影響を与えたと言われる、戦前ブルースの大御所。軽快にギャロッピングするギターは、Blind Blake のように垢抜けている。この頃は、ブルースとジャズの境界も曖昧で、そういう意味ではジャズギターの始祖とも言える。 ディスクレビュー Steppin' on The Blues CBS からリイシューされている一連のシリーズ。'25〜'32年に録…
2004年2月14日
プロフィール 基本的にヘヴィーメタルの流れを汲むスタイルがこの人のアピール要因だと思うが、アルバムを通して聴くと実に様々なギタースタイルを身に付けているのがわかる。逆にロックの文脈にこだわる人には、その辺の「芸人」っぽいテカリのようなものが気になるのかも知れない。殆どの演奏はエレクトリックだが時折キラリと光るアコギも、いい。 ディスクレビュー Ah via Musicom '90年に発表されたセカ…
2004年2月14日
プロフィール 戦前ブルースを代表するギターブルーズメン。「神様ロバジョン」も彼から大きな影響を受けた一人だ。彼が Blind Blake 達のいわゆるブルース職人と異なる点は、リズムの重さに尽きる。軽快な様に聞こえる8ビートも一つ一つの音符の重量が非常に重いのだ。単なるブルースで括ることのできない、ゴスペルやプリーチングという黒人生活の半径10メートルが、彼の音楽に凝縮されている。 ディスクレビュ…
2004年2月14日
プロフィール ブリティッシュフォーク/ブルースを語る上で外せない、第一人者。John Renbourn と共に Pentangle の中心メンバーであったことは、アコギファンには説明の必要もないだろう。テクニックの正確さでは Renbourn に一歩譲るかもしれないが、粗削りで情念あふれる唄とギターで Jansch に軍配を上げるファンは多いのではないだろうか。この時期、イギリスで多くのアコーステ…
2004年2月13日
プロフィール 中川イサトと並んで、日本のアコースティックギター会の草分け的存在。伝説のフォークグループ、六文銭での活躍を皮切りに、黎明期の日本フォーク/ロックの膨大な数の作品に参加して、シーンを陰に陽に支えてきた功労者としても重要なミュージシャンだ。その奏法はやや古いスタイルに属しつつあるが、逆に言えば時代に色褪せないオーソドキシーでもあるということ。個人的には、ギターに対して埋没的でないというか…
2004年2月13日
プロフィール テネシーはナッシュビルで研鑽を積んだ後、帰国して目覚ましい活動を続けているカントリースタイルの実力派ギタリスト。在米中に Chett Atkins と親交を結び、3曲を提供したという。 ディスクレビュー Southern Wind '98年、Americanaから。石毛哲生の超絶プレイにばかり耳を奪われがちだが、彼は優れた作曲家でもある。その才能が遺憾無く発揮された、殆どが彼のペンに…
2004年2月13日
プロフィール 最近では日本でも、村治佳織という新進女性ギタリストがメディアで取り上げられて話題になっている。そういう意味では、この Sharon Isbin は若き女流ギタリストの先駆けといえるかもしれない。9歳よりクラシックギターのレッスンを始め、Andres Segovia に師事。そして若干15歳でトロントギターコンクールにて優勝。17歳の頃にはコンサートツアーで世界中を駆け回るようになって…
2004年2月13日
プロフィール テネシー州を中心に活躍しているらしいドブロ(ボディに共鳴用の鉄板を張った、スライド専用のスティール弦ギター)プレイヤー。'96年と'97年にIBMAのベスト・ドブロ・プレイヤーに選ばれたとある。なかなかのテクニシャンで、アーバンスタイルのスマートなドブロを聴かせてくれる。 ディスクレビュー Slide City '99年、Rounder から。リズム隊に加えてピアノやマンドリン等、多…