アコギスト宣言!!

Manuel Cano

2003年12月1日

プロフィール ジプシー音楽を起源とするフラメンコは、子供のころからギター弾きに囲まれて知らず知らずのうちに「芸を高めて」いったアーティスト達が多い。そんな中にあって Manule Cano は、コルドヴァ大学教授というアカデミックな背景を持つアーティストである。演奏もそれを反映しているかのような、しっとりとした端正なスタイルが特徴である。 ディスクレビュー El Flamenco Fabuloso…

アコギスト宣言!!

Juan Manuel Cañizares

2003年12月1日

プロフィール 「こんなギタリストがまだゴロゴロしてるのかよ、スペインの奥深さって底が知れないよ」と思わされた。あきらかにスーパーギタートリオ以降の Paco の色彩が濃いとはいえ、これ以上のギタリストを生み出す土壌がスペイン以外のどこにあるというのだ? 11歳よりプロキャリアをスタートさせ、Paco de Lucia Trio の一員としてワールドツアーに参加したり、Peter Gabriel と…

アコギスト宣言!!

Jeff Campbell

2003年12月1日

プロフィール カリフォルニア在住らしい、フュージョンガットギタリスト/ボーカリスト。テクニックも標準的だし、リズム感もそこそこいいのだが、うーん... やっぱ、この手のフュージョンサウンドにはどうしても興味が持てん。 ディスクレビュー A Long Road From Home '96年、Rikrand から。5分前後の代り映えしない西海岸フュージョンチューンが11曲も入っていて、はっきり言ってか…

アコギスト宣言!!

Oscar Caceres

2003年12月1日

プロフィール 地味だが、裏返せば正確で冷静な演奏が持ち味のクラシックギタリスト。レパートリーにも現代音楽作品が多いようだ。 ディスクレビュー Leo Brouwer キューバの現代音楽作曲家 Leo Brouwer の作品ばかり集めた小品集。管弦楽との協奏曲も含まれている。アルバムの最後を飾る「舞踏礼賛」は、緊張感に充ちた躍動があり好きな作品である。

アコギスト宣言!!

David Bromberg

2003年12月1日

プロフィール Bob Dylan のアルバム参加で名を馳せた David Bromberg だが、ギターのウデははっきりいって Dylan どころじゃない。Ry Cooder にも通じる職人芸的手腕を持つ。基本的にシンガーなので唄もうまいのだが、いまいち日本での知名度が低いのは Ry や Dylan ほどの「枯れ」がないせいだろうかと思う。速弾きも相当なもので、ブルーグラスばりのクロスピッキングが…

アコギスト宣言!!

Thom Bresh

2003年12月1日

プロフィール カントリーギター・ヒーロー Marle Travis の息子であり、多彩な楽器を弾きこなすマルチプレイヤーとして活躍している Thom Bresh だが、実は15歳になるまでギターよりも俳優やスタントマンとしての日々に明け暮れていたそうだ。実際、父からギターを教わったことは無く、現在の彼のギタープレイは Chet Atkins や Jerry Reed ら多くの先達からの影響が入り交…

アコギスト宣言!!

Luis Borda

2003年12月1日

プロフィール アルゼンチン出身のガットギタリスト。作曲と和声を学び、自らのグループ Borda Trio を率いて南米やヨーロッパを舞台に広く活躍中。カテゴライズするならタンゴということになるのだろうが、多くのコンテンポラリーギターがそうであるように、ジャズや現代音楽を内包する非常に優れたギターミュージックとなっている。変幻自在なハーモニー。切れ味鋭いリズム感覚。ギター好きにイチ推しで薦めたい最高…

アコギスト宣言!!

Claus Boesser-Ferrari

2003年12月1日

プロフィール 詳細は不明だが、アコギの名門 Acoustic Music レーベルを根城に活躍している、白人スティール弦ギタリスト。12弦を多用しており、スゴ腕。 ディスクレビュー TEN '99年、Acoustic Music からの2nd無伴奏ギターソロアルバム。このCDの曲目リストを見たとき、血が逆流しそうになった。だって1曲目がジミヘンの「Little Wing」!! その他にも J.J.…

アコギスト宣言!!

Norman Blake

2003年12月1日

プロフィール Tony Rice と並ぶブルーグラス界のテクニシャン。なのに、何故か Rice より控えめな印象があるのはインテリっぽい風貌のせいだけではないだろう。Bob Dylan のアルバムで共演した経歴をひもとくまでもなく、数多くのコラボレーションを経て現在に至る。ブルーグラス一筋のミュージシャン達とは違った多面性というか柔軟さが、Blake にはある。 ディスクレビュー The Risi…

アコギスト宣言!!

Scrapper Blackwell

2003年12月1日

プロフィール 戦前ブルーズのスター、Leroy Carr とのコンビでギターをかき鳴らしていたのが、この Scrapper Blackwell。華麗なラグタイムのような曲は皆無で、ひたすら泥臭く迫ってくる太い音の重たいリズムと、高音弦からすくい上げるようなストロークのギターはとても個性的。あの Robert Johnson にも影響を与えたというのも納得だ。'35年に Leroy Carr が亡く…

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